猫日和
猫のひげ,襟首
ひげ
正確には洞毛と呼ぶ。毛根部分に感覚神経や血管が密に分布しており、非常に鋭敏で、先端に何かが少し触れても感じ取れる。口の周りだけでなく、目の上、顔の横にもあり、それらの先端を結ぶと顔を一周する大きな円に なり、これで狭い通路を通り抜け得るか否かを判断できるので、獲物の追跡、敵からの逃走に重要な役割を果たす(これを否定する説も一部で出されている)。 顔以外では、前脚の関節付近の裏側にも生えている。長さは若いほど長く、歳をとったものほど短い。ひげは生え変わるが、無理矢理抜くと酷い場合はストレス で死んでしまう事もある。
襟首
襟首とよばれる首の後ろの皮膜は痛点が鈍化しており、親猫が仔猫を運ぶときここをくわえる。この特徴は成猫になっても残るため、成猫でもヒトがここ をつかんで持ち上げることができる。持ち上げなくとも襟首を掴むだけでおとなしくなる傾向があるため、気性の荒い猫や野良猫を扱う際に有効である。
母猫が子猫の襟首を咥えて持ち運ぶことがあるが、これは咥えても子猫に悪影響のない場所を母猫は本能的に知っているからできることであり、人間はそ の場所を知らないためむやみに襟首を掴んで持ち上げると、猫の首を絞めてしまうことになりかねない。また筋肉に悪い影響を与えるという説もあるので、襟首 だけつかんで成猫を持ち上げることは避けるほうが良い。
猫と違って人間は首の後ろ苦手な人多いですよね。
ちなみに私もその一人で、子供のころ姉に後ろからくすぐられるたび
悶絶してました(汗
猫の耳,舌
耳
ネコの五感で最も優れているのは聴覚である。可聴周波数は60Hz - 65kHzとされ(10MHzという説もある)、イヌの40Hz - 47kHz、ヒトの20Hz - 20kHz に比べて高音域に強い。これはネズミ等が出す高音に反応するためといわれている。とがったアンテナのような耳は 片方ずつ別々に動かすことができ、異なる方向の音を聞き分けることができる。そのため、指向性が強く、音源の場所をかなり正確に特定することができる。音 の聞き分けの能力も高く、例えば飼い主が帰ってきた足音を判別することは簡単にできる。これらの能力は、夜間に待ち伏せ型の狩りをするために発達したもの といわれる。
舌
舌は薄く締まっており、表の面には多数の鉤状突起があってザラザラしているが、これは骨に付いた肉をしゃぶりとるのに適応したものである。この突起は毛繕いや水を飲む際に役立つ。熱い食べ物が苦手な人を「猫舌」と俗称するが、ネコのみが特に熱いものを嫌うというわけではない。野生動物は加熱調理した食物を食べることが無いので、熱いものに慣れていないのである。
家の中や自分の縄張りなどでリラックスしている猫は、しばしば舌をしまい忘れることがある。舌を指で触れると猫はしまい忘れていることに気づくが、たいていの場合はからからに乾いているので、思うようにしまうことができない。そのような場合には水を与えてやると良い。
ネコ科の動物に共通する特徴だが、味蕾が他の哺乳類とは異なっており、甘味を認識することができない。逆に、アミノ酸に対する反応は強く、特に苦味を認識する味蕾は多くある。これはアミノ酸が腐敗したときの苦味を強く感じることによって、腐肉を食べることを避ける役割を担っていると考えられている。ネコの食物に対する嗜好は、これらの味蕾の構成の違いが要因の一つと考えられている。
猫って甘みがわからないんですね!
日本人は欧米人のわからない「グルタミン酸」「イノシン酸」などのうまみ成分がわかるといいますが、
アミノ酸に対する反応が強いってことは猫もうまみがわかるんでしょうか・・・?
グルタミン酸もL体はうまみでD体は苦味とかだった気もしますが、
肉って腐ると苦くなるんですねぇ。。。
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