猫日和
猫の耳,舌
耳
ネコの五感で最も優れているのは聴覚である。可聴周波数は60Hz - 65kHzとされ(10MHzという説もある)、イヌの40Hz - 47kHz、ヒトの20Hz - 20kHz に比べて高音域に強い。これはネズミ等が出す高音に反応するためといわれている。とがったアンテナのような耳は 片方ずつ別々に動かすことができ、異なる方向の音を聞き分けることができる。そのため、指向性が強く、音源の場所をかなり正確に特定することができる。音 の聞き分けの能力も高く、例えば飼い主が帰ってきた足音を判別することは簡単にできる。これらの能力は、夜間に待ち伏せ型の狩りをするために発達したもの といわれる。
舌
舌は薄く締まっており、表の面には多数の鉤状突起があってザラザラしているが、これは骨に付いた肉をしゃぶりとるのに適応したものである。この突起は毛繕いや水を飲む際に役立つ。熱い食べ物が苦手な人を「猫舌」と俗称するが、ネコのみが特に熱いものを嫌うというわけではない。野生動物は加熱調理した食物を食べることが無いので、熱いものに慣れていないのである。
家の中や自分の縄張りなどでリラックスしている猫は、しばしば舌をしまい忘れることがある。舌を指で触れると猫はしまい忘れていることに気づくが、たいていの場合はからからに乾いているので、思うようにしまうことができない。そのような場合には水を与えてやると良い。
ネコ科の動物に共通する特徴だが、味蕾が他の哺乳類とは異なっており、甘味を認識することができない。逆に、アミノ酸に対する反応は強く、特に苦味を認識する味蕾は多くある。これはアミノ酸が腐敗したときの苦味を強く感じることによって、腐肉を食べることを避ける役割を担っていると考えられている。ネコの食物に対する嗜好は、これらの味蕾の構成の違いが要因の一つと考えられている。
猫って甘みがわからないんですね!
日本人は欧米人のわからない「グルタミン酸」「イノシン酸」などのうまみ成分がわかるといいますが、
アミノ酸に対する反応が強いってことは猫もうまみがわかるんでしょうか・・・?
グルタミン酸もL体はうまみでD体は苦味とかだった気もしますが、
肉って腐ると苦くなるんですねぇ。。。
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