猫日和
ひたすら猫に関してつづった日記
猫の目の色
虹彩が大きな割合を占めており、人間で言う「白目」(球結膜)は通常見られない。ネコの目の色、といった場合、虹彩の色を指す。目の色は、色の濃淡などの違いがあるものの、おおむね以下の4種類に分けられる。
- カッパー(銅)
- ヘーゼル(薄茶)
- 緑
- 青
青い目は白ネコとシャム系のネコ(ポイントのあるネコ)に多く、白ネコの場合は高い割合で聴覚障害をもっている。白ネコの場合はオッドアイといわれる、左右の目の色が違う場合も多い。この場合、ブルーの目の側の耳に聴覚障害を持つといわれる。シャム系のネコの場合、立体視力に問題がある場合があるが、品種改良の結果、このようなネコは多くない。
これらの目の色の違いは、虹彩におけるメラニン色素の量で決まり、色素が多い順にカッパー、ヘーゼル、緑、青となる。人間など他の哺乳類の目でも同様である。色素の量の違いは、元々生息していた地域の日光の量の違いに由来するといわれる(日光量が多い地域では色素が多くなる)が、交雑の結果、現在では地域による違いはほとんどなくなっている。シャムネコのブルーの目は北アジア由来といわれ、熱帯のタイ原産のシャムネコであるが、先祖の目の色に由来するらしい。
生まれて間もない子ネコの場合、虹彩に色素が沈着していない場合が多く、青目に見えることが多い。これを「キトゥン・ブルー」(Kitten Blue、「子猫の青」の意)という。生後7週間くらいから虹彩に色素がつき始め、徐々に本来の目の色になっていく。
確かに子猫のときは目が青いけど大人になると黄色くなったりって言うのはよくありますよね。
それにしても聴力障害・・・知りませんでした。
猫ちゃんの青い目はとてもきれいで好きすが、裏にこんな実情が隠されていたのですね。
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